心の病と鍼灸

心療内科系の話題でちょっと気になるニュースがありました。

"抗うつ薬「8割の患者に無意味」?それでも処方される理由"

http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/aera-20150707-2015070600072/1.htm


こういった話題は拾おうと思えば幾らでも出てくるものなので、真偽の程はなんとも言えないと思いますが、気になる話題ではあります。


薬の効く効かないによらず、うつ(気分障害)などの治療で長期にわたって服薬した末、薬が切れることでの離脱症状に悩まされる方も少なくありません。


かく言う私も過去にセカンドオピニオンで中毒を懸念される程、長期且つ多量の服薬をしていた時期があり、症状が緩和されてからも1年以上の間、常に浮遊感と脳内の痺れのような不快感を抱えていました。


もちろん、服薬による治療がしっかりと効果を出すケースもあると思いますが、「薬を飲まないことが不安だから飲んでるけど、効いてるか言われるとねぇ...」という訴えもたしかによく聞きます。


いわゆる科学的な研究は進んでいると思いますが、こう言った「心の問題」は脳内の伝達物質や自律神経のはたらきということだけで本当に片付くものなのでしょうか?

どうにも心の問題はそればかりでは片付き切らないように思えます。


私は、私自身が鍼治療で救われた経験や自身の治療の実績からも、鍼灸治療が「心の病」に対して有効な手段の一つだと信じています。


私を治療して下さった先生が、こう言っていました。

「鍼治療で治せるのは腰痛とか肩こりだけのようなイメージがあると思いますが、内科系や心療内科系こそ最も得意な治療なんです」と。


鍼灸治療(東洋医学)では、「心(精神)」は人間の構造の一部という見方をしていて、精神と肉体は相互に関係しあっているものということが前提です。

すなわち、心というものが存在して活動していることが人体を考える第一歩となっているのです。


約千年も前から心を第一として扱って来ている医療ですから、なるほど現代でいう精神科、心療内科系の問題は得意なはずですね。


ただ気をつけたいのは、鍼灸院ならどこでもうつ症状などの改善に対応してくれるというわけではありません。

やはり得手不得手はあるはずですし、現代では鍼灸=東洋医学という形ばかりではありません。


必ず事前に相談して治療の考え方や費用面など、充分納得できた上で治療を始める事をおすすめします。